埼玉県熊谷市・戸田市などで、環境省の「サブスクリプションを活用したエアコン普及促進モデル事業」が始まります。
これまで「エアコンのサブスク(定期利用サービス)」はなかなか馴染みがなかったですが、これをきっかけに普及していくことは間違いないでしょう(^-^)
なぜなら、このエアコンサブスク事業内容は利用者へのメリットが非常に高い!
本記事では、エアコンサブスク事業の内容とメリットデメリットを解説してまいります。
現状はまだ運用テストを始めるという段階で、このサービスが誰でも受けられるというものではありません。
まずは埼玉県熊谷市、戸田市、栃木県鹿沼市での運用になりますのでご注意を。
エアコン取付-えん-では愛知県、岐阜県を中心にエアコンの取り付けを行っています。
それ以外の県の方でも伺える場合がありますので是非一度ご連絡ください。 出張費用は無料です。
お急ぎの方の対応も承っております。
エアコンサブスクの目的
このエアコンサブスク事業は「熱中症予防」を目的としています。
熱中症による全国の死亡者については、約8割が65歳以上の高齢者であり、令和3年の東京23区のデータでは、8割以上が高齢者、約9割が屋内、そのうち、約9割がエアコン未使用でした。エアコン未使用のうち、約2割はエアコンが設置されておらず、熱中症予防のためにはエアコンの設置及び適切な利用(以下「エアコン設置等」という。)の促進が重要であり、特にエアコン設置等における初期費用が課題の一つとなっています。
引用元 環境省HP
このように、エアコンの設置の普及・促進することでより一層の熱中症予防を図るというもの。
「エアコンは買うと高いから・・」と初期費用の問題で未設置になっているお宅に、「月々定額で安くエアコン付けます!」といった内容ですね!
エアコンサブスクの内容
環境省が設けているサブスク内容は主に下記になります。
- エアコン本体費用無料
- 工事費用無料
- 修理費用無料
- 3年間継続して利用すること
- 電気代は自己負担
- 月額1800円からの定額制
他にもデータを取得するためにスマートフォンやネット環境が必要だったりと細かいことはありますが、我々が気になる費用面はこのような内容です。
さらに設置されるエアコンは、富士通ゼネラルの最上位モデル「Nocria」やパナソニックの省エネエアコン「エオリア Xシリーズ」。
グレードとしては申し分なしです!
それでは、実際に我々が利用した場合にどういったメリットデメリットがあるのか解説してまいります!!
メリット
ズバリ!利用者のメリットは「高グレードなエアコンが格安で手に入る」ということ!
環境省がターゲットにしているのは「初期費用が無く、エアコンを設置していないひと」。
なので価格設定が非常に安価です。
ではどのくらいお得にエアコンが使えるのでしょうか?購入した場合と比較してみましょう!
※比較は3年間使用した場合で算出します
「Nocria」AS―Xシリーズ で比較した場合
購入するお店のよって価格は多少異なりますので、機器本体はおよそとさせて下さい(^_^;)
いかがでしょう??
電気代は別途かかりますが、毎月2,922もお得になります!
3年間で算出しますと、およそ60,000円もお得です!!
さらに故障した場合でも、修理費用はかかりませんので、万が一故障した場合はこの金額差はさらに開くことでしょう。
では、高グレードタイプではないものと比較した場合はどうなるでしょうか?
標準グレードで比較した場合
標準グレードとは、各メーカーでもっとも安いグレードの機種になります。
こちらも購入するお店で価格が違うため、およその価格とさせて下さい。標準グレードのイメージはダイキンのEシリーズタイプです!
標準グレードで比較した場合ですと、購入する方が安いですね!
設置するエアコンにどんな機能を求めるかにもよりますが、お掃除機能などは不要で冷暖房さえできればOK!という方は、購入でもサブスクあまり差はでません。
ただ、エアコンを使用する際の電気代は、省エネ性能が高い高グレードの方が優れていますので月々100円程度の差は埋めてしまうでしょう。
そして修理費用もかからないことを考えると、やはり購入よりもサブスクの方がお得になります。
利用者のメリットは、兎にも角にも「価格の安さ」に尽きます!
デメリット
では、デメリットはないのでしょうか??
個人的に、現状考えられる懸念事項をあげてみます。
- サブスク費用が購入費用を上回るのは何年目か?
- エアコンを使っていない月も費用がかかるのでもったいなく感じる
- エアコンが設置されていても本当に高齢者は使うのか?
これらの懸念事項は、運用を開始しないと実態はわかりませんので現状解決はできません。
とくに、高齢者は本当に使うのか?という問題は非常に難しいかと思います。なぜなら「エアコンの風は嫌いだから使わない」という方が一定数いるからです。
これを解決し、熱中症予防するためには、見回りなどの「管理」が必要になってきます。
これに関しては今後の課題でしょう。
利用するべきひと
今後「エアコンのサブスク」が普及した場合、どのような人が利用するべきでしょうか??
- 3年以下の単身赴任・一人暮らしのひと
- 転勤が多いひと
- 初期費用が出せないひと
そもそもは、高齢者などの熱中症予防で始まる事業ですが、普及すれば多方面に需要が生まれるでしょう。
とくに短期間の単身赴任や一人暮らしのひとには、ピッタリのサービスになるはず!
まだはじまったばかりの事業なので、すべての人が利用できるまでもう少し時間がかかりますが、家電のサブスクであればすでに利用できるサービスはあります。
気になった方は、見てみてください(^-^)
まとめ
エアコンを購入するよりも安く使うことができる「エアコンのサブスク」
初期費用がかかるため、エアコン購入を先延ばしにしていた方にとっては、非常にメリットになるサービスです。
熱中症予防からはじまり、さまざまなニーズに応えることができればより良い生活環境の提供になります。
これから本格化する「エアコンサブスク事業」が良い結果をもたらすことを期待したいですね(^-^)
最後までお読み頂きましてありがとうございました<m(__)m>